これから独自ドメインを取得しよう考えている方のためにドメイン名の決め方を戦略ごとに解説します。
ドメイン名の付け方にはさまざまな戦略が考えられます。
- 英語キーワードをドメイン名に含めてSEO効果を狙う
- なるべく短いドメイン名にして記憶&ブランド効果を狙う
- 日本語ドメイン名にしてSEOと記憶の同時効果を狙う
- マイナーなトップレベルドメインにしてドメイン維持費用削減を狙う
それぞれの戦略についてメリット、デメリットを含め説明していきます。
英語キーワードをドメイン名に含めてSEO効果を狙う
ドメイン名の中に検索キーワードを英語で入れる戦略です。
はるなぴログの場合は「ブログやWEBサイト作成の技術を研究していきます」と紹介していますのでblogsite-technology.com
のようなドメイン名になるでしょう。
2019年10月現在、お名前ドットコムで調べてみるとblogsite-technology.com
のドメイン名は未取得です。他にもjpやco.jp、workなど他のトップレベルドメインでも取得可能であることが分かります。
ドメイン名に入れられた英語キーワードがサイトの内容とマッチしていればSEO効果があると考えられますので、こうしてドメインを付けている例はたくさんあります。
この例ではハイフン-
でキーワードを繋ぎました。ハイフン(ただし半角)はドメイン名に使える記号です。使えない記号についてここで確認しておきましょう。
ドメイン名に使える文字や記号
ドメイン名に一般的に使える文字は英数字(ただし半角)と記号のハイフン-
だけです。
¥マークや&記号は使用できません。全角文字は日本語ドメイン以外は使用できません。
英語キーワードをドメイン名に入れるケース
サイト内容が事前にはっきりと分かっている場合はこのドメイン命名方法が取れます。
逆に雑記ブログなど、まだ何を書くのか定まらないサイトではキーワードの選定ができません。サイト内容と関係の無い英語キーワードがドメイン名に入っていると逆にSEO的には不利になりますので注意が必要です。
サイト内容がある程度分かっている場合でもメインのキーワードが決められない場合はあります。ブログでは記事を書いてみないことには何がアクセスを集めるのか事前に分からないことも多いものです。
アフィリエイトサイトなど書くべき内容が事前にある程度決まるものはキーワードをドメイン名に入れて最初からSEO効果を狙っていくのもいひとつの手です。
なるべく短いドメイン名にして記憶&ブランド効果を狙う
はるなぴログのドメイン名www.halu7.com
はこの戦略に基づいて付けています。
その狙いについて説明します。
短いドメイン名にするメリット
短いドメイン名にすることにより、ドメインが表示された場合に記憶に残りやすくなります。
URL直接入力が簡単
記憶の問題だけではありません。URLを直接入力してもらう場合にも簡単にできます。
ドメイン名のブランド化
更にhalu7
でGoogle検索してみると似たような人物や企業名はほとんど出てきません。なのでブランド化を狙うことが可能になります。
「ブログ技術研究サイト」とサイト名を命名してキーワードマッチを狙うのではなく、逆に「はるなぴログ」と言えば「ブログやWebサイトのことを書いているのだな」と思ってもらえるようにするということです。
どのようなサイトに合うか
雑記ブログにはこのような意味を持たない短いドメイン名を命名するのは合っていると思います。
はるなぴログの場合もある程度サイトの内容は決まっていましたが、サイト名を「はるなぴログ」という何の変哲もない名前にしたのも全く同様の理由からです。
短くしてドメイン名やサイト名を覚えてもらうこと、できれば言及してもらうこと、そして最終的にはブランド化することが狙いです。
言及してもらうことの意義
いくらドメイン名やサイト名を言及してもらっても「外部リンクになっていなければSEO的には意味が無いのでは?」と考える人もいるかもしれませんね。
しかしそんなことはありません。
Google先生というのは実に細かいところまで見ているので、言及されるだけでもSEOの効果はあります。
なので、はるなぴとしては短いドメイン名、短いサイト名を付けることは大変お勧めです。
短いドメイン名をつける時の注意点
ドメイン名が短いだけではダメです。
短くとも英語で意味のあるドメイン名だと、意味とサイト内容の関連が必要です。
また有名な芸能人の名前や企業名、ブランド名、商品名に既に使われているものは避けるよう注意しなくてはなりません。既に広まっている名前と重なってしまうとGoogle検索した時に誤認されるリスクが高くなってしまいます。
特にアダルト系のものと重なると後でアドセンス審査に申請するときに不利になる可能性も考えられます。慎重にリサーチしてからドメイン名を決めるようにしましょう。
日本語ドメイン名にしてSEOと記憶の同時効果を狙う
日本語ドメインとはドメイン名に日本語が含まれるドメインを指します。
有名なところでは政府機関の総務省.jp
があります。ただしURLはhttp://www.soumu.go.jp/にリダイレクトされています。
日本語ドメイン名をつけるメリット
日本語でドメイン名をつける第1のメリットはもちろん分かりやすさです。視認性も良く記憶に残りやすいからです。
更にキーワードをドメイン名に含めることのSEO効果も日本語であってもあります。もちろんサイトの内容と一致していることが前提です。
トップレベルドメインがjpのドメインではひらがな、カタカナ、漢字の他に・(なかぐろ)などの記号も使用することが可能ですが、使用条件もあり、まあ普通は止めておいた方が無難でしょう。つけるにしても短いドメイン名にすることがお勧めです。
短い日本語ドメイン名は記憶に残りやすくインパクトもあるので言及もされやすいです。
日本語ドメイン名のデメリット
ブラウザではURL入力欄に日本語が表示されますが、それ以外の環境ではピュニコード(Punycode)という英数字の文字列に変換されてしまいます。
例えばwww.はてなブログ.comはwww.xn--m9jin6xpg8e.com
となります。これでは何のサイトかさっぱり分かりませんね。メールアドレスやリンクなどもこのような表示になってしまいますので、変換後のURLはほぼ使用不可能と思っておいた方が良いでしょう。
先に見た総務省.jpのように英数字ドメイン名にリダイレクトして使うというのはひとつの解決策です。
はてなブログProで日本語ドメインは使用できるか
はてなブログProで独自ドメインを使用する場合にも日本語ドメインは使用可能です。
ただし独自ドメインの入力欄にはPunycodeに変換したものを入力する必要があります。
初心者には難しい面もありますが日本語ドメインは目立ちますので試してみるのは面白いところもあると感じます。
マイナーなトップレベルドメインにしてドメイン維持費用削減を狙う
マイナーなトップレベルドメインとは.xyzや.workなどのドメインを指して言っています。
これらのドメインは維持費用が他のドメインに比べて安くコストが掛かりません。またドメイン取得費用も安いことが多いのでコストメリットがあります。
実験的なサイトを作るのにお勧め
なるべくドメインの維持費用を抑えたい方にお勧めです。
またドメイン費用を収益化によって捻出できるかどうか分からない実験的なサイトを作成するときもこうしたドメイン名にする手があります。