四方良しのブログ運営とは何でしょうか?
近江商人の三方良しを参考に、もうひとつステークホルダーを増やして四方良しとし、収益化を行うブログ運営に生かそうという発想です。
四方とは、読者、広告主、検索エンジン、ブログ運営者(ブロガー)の4者です。 はるなぴのブログの場合は、読者、AdSense広告の広告主、Google検索エンジン、はるなぴ自身ということになります。
なぜ四方良しのブログ運営をお勧めするのか、順を追って説明していきましょう。
近江商人の三方よしとは
近江商人の三方よしとは何でしょうか?
まずはWikipediaの近江商人の記事を見てみましょう。
近江商人の思想・行動哲学のところに三方よしの解説がありますね。
売り手よし、買い手よし、世間よしの3方が良くなる商いのこととWikipediaでは説明されています。ここで大切なのは「世間よし」の視点を持ち込んだことです。
短期的に成功するだけでなく長期的に持続できる商い環境を作るための知恵がそこにはあります。以下説明していきます。
世間よしは企業の社会的責任(CSR)の源流
CSR(Corporate Social Responsibility)がもてはやされるようになって久しいですね。
しかしその源流は「世間よし」と考えることもできます。売り手と買い手が満足するだけでなく、商取引自体が社会のためになっていなくてはならないとする考えだからです。
近江商人の活動や理念から学ぶことは多いです。てんびんの詩というビデオを社員研修でご覧になった方もいるかもしれません。はるなぴが好きなのは「先義後利栄」です。利益は後からついてくるという考え方ですね。
詳しいことはこちらのサイトをご覧ください。
三方よしについてはもうひとつ紹介しておきたい記事があります。これを読むと誠実と信頼ということがいかに大切かということが分かります。
本質的に大切なものは何かということについて考えさせてくれる大変お勧めの記事です。
四方よしのブログ運営
四方良しのブログ運営とは近江商人の三方よしの理念を参考にして、ステークホルダーをもうひとつ増やし、収益化を行うブログの運営を行うものです。
三方よしでは買い手と売り手と世間という3者がともに幸せになれる環境を作ることを目指しています。
四方よしでは、読者、広告主、検索エンジン、ブログ運営者(ブロガー)の4者がともに幸せになれる環境を目指します。
AdSense広告で収益化を目指すはるなぴの場合は、読者、AdSense広告の広告主、Google検索エンジン、はるなぴ自身のそれぞれに利益がもたらされ、お互いが幸せになる道を考えていきます。
長期的な視野を持ってずっとブログ運営を続けていける環境を作る。これが四方よしのブログ運営の目的です。
四方よしの関係性
三方よしの場合は、売り手、買い手、世間の3者の間の関係を考えます。
この場合、3者を結ぶ線は3本になります。売り手と買い手、買い手と世間、世間と売り手の3本です。
四方よしの場合はこれが6本になり少し複雑になります。具体的に考えていきましょう。
読者と広告主
広告主と読者の関係で問題になりそうなのは、きちんとした広告が掲載されているのかということです。
誇大広告などの問題広告がまかり通ると当然読者はネット上の広告をクリックしてくれなくなります。
AdSense広告の場合はGoogleが管理していますから怪しい広告は配信されないと思いますが、ブログの運営者は注意して見ていく必要があります。
アフィリエイト広告の場合も信頼できるASPで本当に読者のためになる広告が掲載される環境になることが大切ですね。
読者と検索エンジン
読者が検索エンジンを利用するのは最初はブログを読むためではなく、知りたいことを見つけるためです。
ですからブログの運営者はまずきちんとそこを押さえる必要があるでしょう。検索エンジンで知りたいと思っていることをきちんと書くということです。
検索エンジン側では検索者ファーストで検索結果が出るように日々改善が行われています。そうでなければ検索エンジンを使わなくなってしまうでしょう。
最近はInstagramなどのSNSを使って検索するという方も増えているようですのでGoogleとしてもそうしたことも考えあわせて検索結果を出すように変わってきていると思います。
運営者としてはSNSも無視せずに取り組む必要が出てきますね。
読者とブログ運営者
読者とブログ運営者との関係では、やはり誠実、信頼性ということが一番大切です。
読者との信頼関係
読者を単に広告をクリックしてもらうだけの存在だと思わずに、ずっとお付き合いしていく仲間だと考える訳です。
信頼を築くにはSNSを利用するのも良いと思います。はるなぴもそろそろ名前出ししてプロフィール欄を充実させた方が良いかもしれませんね。
はるなぴが読者の立場では、この人は信頼できるなと思ったサイトではアフィリエイト広告なども積極的に踏んで商品なりサービスなりを購入するようにしています。
これは良い記事を書くインセンティブが上がることを自分もよく分かっているからです。
挿入する広告の位置や密度
読者のためを思えば、余計だと感じられる広告は無い方がいいです。
でも自分の収益のことを考えれば、たくさんクリックされるような位置にガンガン広告を入れた方が良いことになります。
どのあたりで調整するかという問題はありますが、極端に広告を増やしすぎれば結局は読者から嫌われてしまいます。
アフィリエイトやAdSense広告は検索エンジン経由の読者をターゲットにしているのだから、そのようなことに気を遣わず稼げるだけ稼げ、という行き方もありかもしれませんが、はるなぴはそのような方向には向かいません。
どこが中庸かを決めるのは難しいとしても、極端に読者の邪魔になるような広告は張らないに越したことはないと思います。
挿入する広告の信頼性
アフィリエイト広告によくあることですが、本当にその商品なりサービスなりをお勧めできるのでしょうか。
自分で実際に利用したことはあるのでしょうか。単に単価が高い広告をランキング1位にしたりしていないのでしょうか。
あまりにもそのような記事をたくさん見かけるので、もうランキングというものを見ただけで胡散臭い印象を持ってしまいます。
自分で使ってみて本当にこれが良いとお勧めできるものを紹介してもらいたいところです。
広告主と検索エンジン
ブログの運営者からコントロールできることではありませんが、当然広告主と検索エンジンの間にも綱引きがあります。
先日書いたFlorida2アップデートの記事もそうした動きのひとつと考えることができると思います。
広告主とブログ運営者
ブログ運営者の収益は広告主からもたらされていることを忘れるわけにはいきません。
広告主が望まないような内容を記事にしないこと。AdSense広告で言えばポリシー違反になるような記事を書かないこと。常にここを意識して記事を書いていくことになります。
そんなの窮屈だ、自由に書きたいというのであれば広告を掲載しないサイトで思い切り書けば良いのです。
検索エンジンとブログ運営者
検索エンジンに対してもブログ運営者の誠実さが問われます。
ブラックな手法のSEOを行わない、悪質SEO業者に頼らないなどの注意が必要になります。
優先順位
ブログの運営者の収益はどこからくるのでしょうか?
はるなぴの場合はAdSenseです。ですがGoogleには広告主から来ています。そして広告主の収益は結局は読者から来ています。
これでもう優先順位は分かりました!読者ファースト、これで間違いありません。その次が広告主です。そしてGoogleという順番になります。
Google先生の言っていることは正しいのです。検索エンジンではなく読者の方を向いて記事を書きなさいということです。
しかし収益化を行うのであれば、更に広告主や検索エンジンのことも考える必要があります。
まとめ
四方よしのブログ運営で長期的に収益化できるブログ環境をつくりましょう。
- 読者との信頼関係構築が一番大切
- SNSも利用する
- 広告の詰め込み過ぎに注意
- 利益誘導目的のみの記事を書かない
- 広告主の立場を考える
- ポリシー違反には常日頃から気をつける
- ブラックSEOに手を染めない